ついにNTT東西の10Gbps対応のインターネット接続サービスが「フレッツ 光クロス」として発表されました。
⇒ ついに発表!「フレッツ 光クロス」NTTの10Gbps対応サービス
光コラボもNTT東西の設備を使っていて、「フレッツ 光クロス」が提供されることも決まっていて、先日、フレッツ光/光コラボの10Gpbsサービスがどのようなものになるか予測をした記事を書きました。
⇒ 【光コラボ10Gbps】対応サービス開始はいつ?その内容を推測してみた
今回は発表された情報をもとに光コラボの10Gbps(光クロス)のサービス情報をまとめます。
✅ 光コラボでの10Gpps対応サービス「光クロス」の開始日
✅ 光クロスの提供エリア
✅ 提供される通信の方式
✅ 10Gbps対応機器
✅ 料金と申込方法
タップできる目次
光コラボ 10Gbps対応サービスはフレッツ光クロス に合わせて2020年4月1日から開始

NTT東西がフレッツ光の10Gbps対応サービス、「フレッツ光クロス」を2020年4月1日から提供開始を発表しました。
それに合わせて光コラボでも「フレッツ光クロス」の設備に対応した10Gbps対応サービスを開始します。
光コラボの10Gbps対応サービスも同日の2020年4月1日からの開始です。
各、光コラボ事業者ごとに提供開始時期は異なりますので、各サイトで情報が公開されたら、チェックしてみましょう。
▼(参考)NTT東西の「フレッツ光クロス」申込受付開始日、提供開始日
申込受付開始日 | 提供開始日 | ||
---|---|---|---|
NTT東日本 | 東京23区の一部 | 2020年3月16日(月) | 2020年4月1日(水) |
NTT西日本 | 大阪市 | 2020年4月1日(水) | 2020年4月1日(水) |
名古屋市 | 2020年5月11日(月) | 2020年6月1日(月) |
光コラボの10Gbps対応サービスの提供エリアは首都圏から

提供エリアは首都圏から順次提供となります。
これはこれまでの光ネクストなどと同じですね。エリアに入っている方で気になっている方は是非、申込をしてみてください。
エリア外の方はエリアの拡大を首を長くして待ちましょう。。。
※2022年2月1日、3月11日のエリア拡大情報を追記
▼提供エリア
NTT東日本 | 東京23区の一部より順次拡大(足立区、杉並区、江戸川区、練馬区、世田谷区、葛飾区、、大田区、板橋区の一部から提供開始予定) |
---|---|
NTT西日本 | 大阪市および名古屋市 |
▼【エリア拡大情報】 2022年2月1日拡大予定エリア
府県 | サービス提供エリア |
大阪 | 東大阪市、八尾市、松原市、藤井寺市、豊中市 |
和歌山 | 和歌山市 |
京都 | 京都市 |
滋賀 | 草津市 |
兵庫 | 加古川市、伊丹市 |
愛知 | 岡崎市、豊川市、刈谷市、江南市、小牧市、津島市 |
静岡 | 藤枝市、袋井市、富士宮市、三島市 |
岐阜 | 美濃加茂市 |
▼【エリア拡大情報】 2022年3月11日拡大予定エリア
府県 | サービス提供エリア |
大阪 | 堺市、茨木市、吹田市、大東市、門真市 |
京都 | 京都市、長岡京市、向日市 |
滋賀 | 彦根市 |
愛知 | 春日井市、北名古屋市、半田市、瀬戸市、大府市、豊橋市 |
静岡 | 浜松市、焼津市、磐田市 |
岐阜 | 岐阜市 |
すでに開始している1Gbps以上の通信サービスとして「NURO光」があります。
フレッツ 光クロスの開通が待てない方は要検討!
⇒ NURO光は工事が半年待ち?評判が悪いのはなぜ?疑問を解消|キャッシュバック公式特典情報もあり|
NURO光を提供するSo-netでは光回線サービスがいつくかあり、その違いを比較してみても良いでしょう。
⇒ NURO光 sonet光プラス auひかり の違いを比較・解説 あなたが選ぶべきサービスはこれだ!
光コラボの10Gbps対応サービスはIPv6 IPoE方式が標準

NTT東西で発表された「フレッツ光クロス」のサービス仕様は次の通りです。
▼サービス仕様
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名称 | フレッツ光クロス |
最大通信速度 | 上り/下り概ね10Gbps |
ISP接続方式 | IPoE方式(PPPoE方式は準備が整い次第提供予定) |
フレッツ光クロス対応レンタルルータ(オプション) | ・10GBASE-T対応
・Wi-Fi6対応<DraftIEEE802.11ax対応>(最大通信速度上り/下り2.4Gbps) |
利用可能なオプションサービス | フレッツ・テレビ等、従来のフレッツ光にて利用可能な各種オプションサービスを利用可能(一部を除く) |
光コラボも設備はNTT東西のものを使いますので、上記の仕様は同じです。
上記の表より、光コラボの10Gbpsのサービスは「IPoE」方式で提供されるということがわかります。
これはイコール「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」で提供されるということになります。
⇒ IPv4とIPv6の違いを通信速度の観点から初心者にわかるように解説
これは想定通りでした。
これは、従来の「IPv4 PPPoE」は通信が混雑して速度が低下しているため、上限の速度が上がっても、通信が混雑している箇所は変わらないはずなので、10Gbpsになってもほとんど意味をなさないからだと思われます。
そのため光コラボの10Gbps対応サービスでは、初めから混雑している箇所を避けて通信できる「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」で始めから提供されるということですね。
準備が整い次第「PPPoE」方式にも対応するとされていますが、メリットはあまりなさそうです。
また、フレッツ 光クロスのサービスを使うためには光クロスに対応したプロバイダ、光コラボ事業者である必要があります。
光クロスに対応したプロバイダをまとめましたのでご覧ください。⇒
【ポイント】
✅ 最大通信速度は上り/下り 概ね10Gbps
✅ ISP接続方式は「IPoE」方式
✅ 「フレッツ光クロス」対応ルータがオプションサービスでレンタル提供
光コラボ10Gbps(光クロス)対応サービスで提供されるルータは必須

「フレッツ光クロス」の発表で公開された情報によると、「10GBASE-T」および、「Wi-Fi6<DraftIEEE802.11ax対応>(最大通信速度上り/下り2.4Gbps)」に対応したルータがレンタルで提供されます。
このルータがなければ10Gbps対応の光クロスの設備では通信ができません。
オプションでのレンタルとなっていますので、そのうち、代替品が各メーカーから販売されることもあるかもしれませんね。
【ポイント】
✅ フレッツ 光クロス対応の専用レンタルルータが必須
✅ 提供機器が標準で10GBASE-T、「Wi-Fi6」に対応。
✅ これまでは1GBASE-TとWi-Fi5までだった。
なお、実際に10Gbps対応サービスが開始後、WiFi接続はどこまで対応するかというと、現状は複数の無線LANルターを販売するメーカの仕様で4804Mbpsあたりが上限のようです。
つまり、10Gpbs対応サービスが始まっても10Gbpsは当面、有線でしか実現できないということになる。
ですが、有線でもパソコンのLANボード自体が1000BASE-Tまでしか対応していないものが多いので、1Gbps以上の速度で利用したい場合は10GBASE-Tに対応したLANボードを用意しなければなりません。
それでも無線は1Gbps~5Gbpsあたりまでは対応しているため、10Gbps対応サービスの性能を少しでも引き出したい方は「フレッツ光クロス」対応のレンタルルータで「Wi-Fi6」による通信を行うのが現実的かもしれませんね。
マニアな方であれば10GBASET対応のLANボード搭載のパソコンを用意してもよいかもですね。
光コラボ(光ネクスト)利用者が10Gbps(光クロス)対応サービスへ切り替える方法は?

NTT東西が2020年4月1日から10Gbps対応の「フレッツ光クロス」の開始を発表し、光コラボも同日のサービス開始は可能な状態と思われます。
ですが、光コラボ事業者は提供までの準備もあるでしょうから、すべてのコラボ事業者が同日サービス開始とはいかないでしょう。
【追記】
NTT 西日本のサイトによると、光ネクストから光クロスへの切り替え費用は、「8360円」で切り替えが可能です。
恐らく光コラボでも同等の費用になると思われます。
手続きは「品目変更」となります。
関連:NTT 西日本「フレッツ 光クロス」にかかわる初期費用(契約料・工事費)割引(料金サービス)
光コラボの10Gbps(光クロス)対応サービスの料金は?

NTT東西の発表した「フレッツ光クロス」の料金は次の通りです。
▼料金等
提供料金等 | ||
---|---|---|
フレッツ光クロス | 月額利用料 | 6300円(税込6930円) |
初期費用 | 契約料:800円(税込880円)
工事費:18000円(税込19800円) | |
フレッツ光クロス対応レンタルルータ | 月額利用料 | 500円(税込550円) |
初期費用 | <お客様にて設置・設定いただく場合>
無料 <弊社で設置・設定を行う場合> 機器設置費:1500円(税込1650円) 機器設定費:1000円(税込1100円) |
では、光コラボの10Gbps対応サービスの料金はどの程度になるのでしょうか。
参考に、現在の1Gbps対応の光コラボの料金をいくつかピックアップしてみました。
▼光コラボ 1Gbps料金
月額料金 | ファミリー | マンション | 備考 |
---|---|---|---|
So-net光プラス![]() | 2980円 | 1980円 | 3年間利用の割引額 |
DTI光![]() | 4800円 | 3800円 | auセット割を適用するとここから最大1200円割引 |
OCN光 | 5100円 | 3600円 | 2年間利用の割引額 |
plala光 | 4800円 | 3600円 | ひかりTVをセット申込で割引あり |
5000円前後の料金設定が多いですが、10Gbps対応サービスでは恐らくここから1000円前後、料金が上乗せされると推測します。
なお、上の表にもありますが、現在の1Gbps対応の光コラボのサービスではSo-net光プラスがずば抜けて安くなっています。
光コラボの10Gbps(光クロス)対応サービスまでの速度はいらないから、料金を安く抑えたいという方は従来の1Gbps対応サービスを利用するのも手です。
⇒ 事業者変更でソネット光プラスへの光回線乗り換えをおすすめする理由
光コラボ10Gbps(光クロス)対応サービスのこれから

NTT東西で「フレッツ光クロス」が発表されたばかりなので、各光コラボ事業者の動向に注目していきたいですね。
- ✅ サービスの開始はNTT東西と同日2020年4月1日。
- ✅ 提供エリアは始めは都市部、東京、大阪、愛知。
- ✅ 通信の方式は混雑しにくいIPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 で提供。
- ✅ 提供機器は10GBASE-T(10Gbps)、Wi-Fi6対応ルータがレンタルで提供。
- ✅ 料金は現状の1Gbpsのプランより1000円前後高くなる。
3 件のコメント