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v6プラスがつながらないときの原因と解決方法

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v6プラスがつながらないときの原因と解決方法

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私は本業では通信業に勤めて15年になり、日々、お客様からのネットに関する相談を受け、インターネットの利用についてアドバイスをしています。

今回はv6プラスがつながらないときの解決方法をお伝えします。

まず、v6プラスにつながらないとき、次のような場面があります。

v6プラスがつながらない場面
  • 新規申込の開通時につながらない
  • 他社からの乗換時にうまくつながらない
  • Wi-Fiルーターを新しくしてからつながらない
  • これまでつながっていたのに、急につながらなくなった

そんなv6プラスがつながらないとき、次の要因があげられます。

v6プラスがつながらないときのよくある原因
  • 開通工事からv6プラス開通までに4時間ほどかかる場合がある
  • 乗換元でIPv6 IPoEの廃止処理ができていない
  • v6プラス対応のWiFiルータではない
  • Wi-Fiルータの設定誤り
  • HGWやWi-Fiルータの誤動作

この記事では長年、お客様からの相談に対応して、得られた知識と経験で、v6プラスにつながらない時の原因、その解決方法をお伝えします。

v6プラスがつながらないという方は是非、参考にしてください。

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v6プラスにつながらない、そんな悩みを解決します。

v6プラスにつながらない、そんな悩みを解決します。

v6プラスでつながらない、そんな話を相談を時々受けます。

v6プラスは従来のIPv4 PPPoEと違い、IDやパスワードを入力する必要がないので、比較的簡単につながるようになります

【コラム】IDやパスワードなしで接続するIPv6 IPoEの接続方式を「光回線認証方式」といいます。光回線認証方式とは

ですが、つながらない原因があるときは別です。

v6プラスにつながらない原因は様々、それではv6プラスにつながらない原因を順番に見ていきましょう。

v6プラスにつながらない時にするべきこと~配線設定の見直しをおこなう~

v6プラスにつながらない時にするべきこと~配線設定の見直しをおこなう~

新規申込時につながらない原因は次のものがあげられます。

v6プラス新規申込でつながらない原因
  • 開通工事から接続までに4時間ほどかかる場合がある
  • v6プラス対応のWi-Fiルータではない
  • Wi-Fiルータの設定が正しくできていない
  • HGW、Wi-Fiルータの配線、設定が正しくできていない
  • HGWやWi-Fiルータの誤動作
  • 開通処理時のシステム障害

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開通工事から接続までに4時間ほどかかる場合がある(v6プラス対応の機器よる違い)

開通工事から接続までに4時間ほどかかる場合がある(v6プラス対応の機器よる違い)

v6プラスの開通工事の流れは次の通りです。

  1. STEP

    工事員による開通工事

    開通工事当日、工事員が開通工事を行います。ONUやHGWも工事員が持参して設置してくれます。

  2. STEP

    まずはIPv6 IPoEにつながる

    v6プラスが開通するにはまず、「IPv6 IPoE」が開通します。この時点ではv6プラスは、まだつながりません。

    「IPv6 IPoE」だけではIPv6に対応した一部のサイトしかネットにつながりません。

    例えば、Google、Youtube、フェイスブック、Netflixなど

  3. STEP

    v6プラス(IPv4 over IPv6)が自動で開通します。

    ただし、接続の機器によって開通までの時間が変わってきます。

    機器による開通タイミングの違い
    • 「v6プラス対応ルーター」だと早ければ開通工事後、10分程度でv6プラスが開通します。
    • 「ホームゲートウェイ(HGW)」だと目安として、工事後4時間程度、開通まで時間がかかります。

    「v6プラス対応ルーター」の場合
    v6プラス対応ルータの設定が「v6プラス」の通信モードになっていれば、10分程度で開通します。
    多くのルータは配線さえすれば自動でv6プラスの通信モードで接続できるようになっています。

    「ホームゲートウェイ(HGW)」の場合
    工事完了の情報がNTTのシステムに反映されないと「v6プラス」が開通しません。(これまでの対応した経験上の憶測もあります。)そのため、多くの場合、開通工事後、4時間ほど経過しないと「v6プラス」が開通しません。

    【コラム】「v6プラス」の開通の仕組みはホームゲートウェイ(HGW)とv6プラス対応Wi-Fiルータで異なります。
    ・HGWの場合はソフトウェアがNTT(NGN)網からHGWに向けて配信される。
    ・v6プラス対応Wi-Fiルータの場合はVNEである日本ネットワークイネイブラー(JPNE)の設備から設定ルールがv6プラス対応Wi-Fiルータへ配信されます。
    参考:VNEとは

    v6プラス配信

    【コラム】v6プラスの開通には「HGWに向けての開通」と「v6プラス対応Wi-Fiルータに向けての開通」がある。
    これはプロバイダからJPNEにオーダーをする際に指定される。

v6プラス対応のWi-Fiルータが必要

v6プラス対応のWi-Fiルータが必要

HGWではなく、v6プラス対応ルータでv6プラスを開通させたい場合、v6プラスに対応したルータが必要となります。

v6プラス対応ルータの配線例

v6プラスにつながらないと相談を受けて、調べていくと、v6プラスに対応していないWi-Fiルータを使おうとしていたということが、よくあります。

【コラム】v6プラス対応と記載しているWi-Fiルータが必要
「IPv6対応」や「IPv6パススルー」だけの記載しかない機器は「v6プラス」に対応していない場合があります。新しくWi-Fiルータを用意される場合は、Wi-Fiルータの仕様をよく確認してみましょう。
参考:通信事業者がおすすめするWi-Fiルータ

ちなみに、HGWでv6プラスを開通させる場合、配下のWi-Fiルータはv6プラスに対応していなくても、「IPv6パススルー」の機能があれば利用可能。

もちろん、v6プラスに対応しているルータの方が比較的新しい機種で、性能も上がっているはずですので、できれば、新しいv6プラスにも対応しているようなルータを用意することをおすすめします。

HGWでv6プラスを接続する場合

HGW、Wi-Fiルータの配線、設定が正しくできていない

HGW、Wi-Fiルータの配線、設定が正しくできていない

v6プラスの開通環境によって、Wi-Fiルータのモードの設定方法が異なる。

HGWの場合
  • HGWでv6プラスを開通させる場合、配下のWi-Fiルータは「アクセスポイントモード(AP) or ブリッジモード(BR)」に設定する。
  • 「マニュアル(MANUAL)」、「オート(AUTO)」のスイッチがある機種は「MANUAL – AP or BR」にする。「オート(AUTO)」だと正しく接続されない場合があるので必ず「マニュアル(MANUAL)」に設定すること。
バッファロー WSR-3200AXの例

v6プラス対応Wi-Fiルーターの場合
  • v6プラス対応ルータに向けて、v6プラスを開通させる場合、機種によってはルータのモードは「マニュアル(MANUAL)- ルータ(ROUTER)」にすること。自動的にv6プラスの通信を認識して接続してくれる。多くの機種は自動でつながる。
  • 機種によっては管理画面から「v6プラスモード」に設定変更する必要がある。設定方法はVNEから各メーカーのサイトへのリンクがある。
    参考:各種ルータの設定情報参考:JPNE(v6プラス(IPv6/IPv4インターネットサービス))
バッファロー WSR-3200AXの例

HGWやWi-Fiルータの誤動作

HGWやWi-Fiルータの誤動作

これまでv6プラスにつながっていたのに、急につながらなくなった。

そんな時はHGWやWi-Fiルータの誤作動の恐れもありますので、機器を再起動してみるのも手です。

上のコラムでも書きましたが、「v6プラス」の開通の仕組みはホームゲートウェイ(HGW)とv6プラス対応Wi-Fiルータで異なります。

・HGWの場合はソフトウェアがNTT(NGN)網からHGWに向けて配信される。
・v6プラス対応Wi-Fiルータの場合はVNEである日本ネットワークイネイブラー(JPNE)の設備から設定ルールがv6プラス対応Wi-Fiルータへ配信されます。

この仕組みから、機器を再起動させると、再度ソフトウェアやルールが配信されるため、HGWやWi-Fiルータが誤動作を起こしていた場合、再配信されることで正しくv6プラスに接続される場合があります。

開通処理時のシステムエラー・障害

開通処理時のシステムエラー・障害

まれにNTT側とVNE間のシステムでエラーや障害が発生してつながらない場合があります。

この場合、ユーザーでは対応しようがないため、一通り配線、設定の見直しをしてつながらなければ、契約したプロバイダ(通信事業者)に、接続するばめに試したこと、状況などを伝えて調べてもらいましょう。

乗換時、乗換元でIPv6の契約が廃止されていない

乗換時、乗換元でIPv6の契約が廃止されていない

プロバイダ(通信事業者)の乗換でv6プラスを含むIPv6 IPoEからv6プラス対応のプロバイダに乗り換える場合、IPv6 IPoEの契約は2重で契約できません。必ず1契約となります。

そのため、必ず、乗換元でIPv6 IPoEの契約が廃止された後でなければ、乗換先でv6プラスを開通することができません。

プロバイダ(通信事業者)の契約は切り替わっても通信だけできないという状態が起こりえます。

この際は、順番に原因を切り分ける必要があります。

先に上で伝えたような原因に対して見直しを行い、それでも開通しないようであれば、乗換先に調査をしてもらいます。

乗換先で開通できないエラー情報などがわかれば、エラー情報の中には「既にIPv6 IPoEで接続済で開通できない」旨のエラーが出ていることがあります。

そういった際には乗換元に相談するように促されるはずですから、乗換元に「IPv6 IPoE」の通信が切れていなくて、乗換先で開通できない旨と伝え、対応してもらいましょう。

【コラム】普段ユーザー側は気にすることはないのですが、通信契約の中身はメインのプロバイダ(通信事業者)の契約とVNEとの契約でわかれています。
そのため、メインのプロバイダ(通信事業者)の契約は解約されていても、VNEとの契約が解約処理されていないということが起こりえます。
実際、それが原因で開通しないという方が割といます。

その他「配信済事業者ソフトウェア一覧」の設定を変更してしまった

「配信済事業者ソフトウェア一覧」の設定を変更してしまった

HGWでv6プラスを開通させる場合、HGWにNTT(NGN)網からソフトウェアが配信されますが、HGWの管理画面から強制的にv6プラスのIPv4 over IPv6の通信を止める方法があります。

専用の管理画面にアクセスして止めなければならないので、多くの方はこの状態になることは稀ですが、中にはわからずに調べているうちに、この方法にたどり着き、IPv4 over IPv6の通信を止めてしまっていたとい方がいます。

因みに、これが原因の場HGWを初期化すれば再度ソフトウェア配信されv6プラス接続できるようになります。

IPv4 over IPv6の通信を止める方法は以下の通り

  1. STEP

    Web ブラウザから、「http://192.168.1.1:8888/t」にアクセスします。

    配信済事業者ソフトウェア一覧(v6プラス管理画面)
  2. STEP

    「IPv4設定」のソフトウェアのアイコンを選択します

  3. STEP

    「高度な設定」から「IPv4 ON/OFF設定」の「機能停止」にチェックを入れ「設定」を選択します

    【コラム】通常HGWでv6プラスを開通させると、HGWのIPv4 PPPoEの機能が強制的に停止されます(管理画面ではグレーアウトの状態になります。)上記の設定で「機能停止」にチェックを入れて、「設定」すると、停止されていたIPv4 PPPoEの機能が復活します。

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他社の光コラボ回線から乗換えたい時にオススメ!

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v6プラスがつながらない場合、設定や配線、環境の見直しが大切

v6プラスがつながらない場合、設定や配線、環境の見直しが大切

この記事では次の内容を伝えました。

この記事で伝えた内容
  • v6プラスがつながらない原因とその解決方法
  • 開通工事からv6プラス開通までに4時間ほどかかる場合がある
  • 乗換元でIPv6 IPoEの廃止処理ができていない
  • v6プラス対応のWiFiルータではない
  • Wi-Fiルータの設定誤り
  • HGWやWi-Fiルータの誤動作

v6プラスにつながらないという方は、設定や配線、利用環境の見直しをすることをおすすめします。

らくだけどうし

らくだけどうし

ネット回線アドバイザー

情報通信業に勤める牛 情報通信業で日頃からお客様の相談を受けているからこそ伝えられる、安くて速いネット回線の本物の情報を発信しています。

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